山形県遊佐町と秋田県象潟町の県境にある標高７０mの三崎山一帯は、鳥海山の溶岩で形成された山。日本海の荒波に浸食されて切り立った崖は「観音崎」「大師崎」「不動崎」を作り、この三つを合わせて「三崎」(みさき)と名付けられました。 たくさんの海浜植物が咲く三崎山。日本海を渡ってきた潮風が、オレンジ色の鮮やかなイワユリ（透かし百合）を揺らせはじめると、庄内はいよいよ初夏を迎えます。